5-5. 妊娠中の女性と新型コロナウイルス感染症
現在のところ、妊娠中の女性が一般市民よりも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発病する確率または重症化する確率が高いかどうかはわかっていません。今ある情報では、妊娠中の女性も一般成人と同じリスクを持っていると考えられています。
しかし、妊娠中の女性では下記のことが知られています。
妊娠中の人はCOVID-19から身を守る必要があります。
- COVID-19感染者や感染疑い患者との接触は避けてください。
- 石鹸と水またはアルコールベースの手指消毒剤を使用して、頻繁に手をきれいにしてください。
- 頻繁に触れる表面を毎日清掃して消毒してください。
妊娠と赤ちゃんへのリスク
- 妊娠中の女性は、COVID-19と似たウイルスやインフルエンザなど他のウイルス性呼吸器感染症に感染すると重症化のリスクが高くなる。
- 妊娠中の女性は病気から身を守ることが常に重要です。
母子感染
- 妊娠中の母親から子へCOVID-19が感染することは考えられませんが、出産後の新生児はヒトからヒトへの感染の影響を受けやすくなっています。
- 出生直後に非常に少数の赤ちゃんがウイルス陽性と診断されています。ただし、これらの赤ちゃんが出生前または出産後にウイルスに感染したかどうかは不明です。
- 今のところCOVID-19は、羊水、母乳またはその他の母親の検体では検出されていません。
COVID-19感染した場合の母乳育児
- 母乳は多くの病気から乳児を保護し、乳児にとって最良の栄養源となります。
- COVID-19感染した母親は、家族や医療従事者とよく相談し、母乳育児を始めるか続けるか、どのように続けるかを決める必要があります。
- いくつかの研究では、COVID-19は母乳で検出されていません。ただし、COVID-19の母親が母乳を介してウイルスを拡散するかは、はっきりとはわかりません。
- 授乳を選択した場合:毎回授乳する前にフェイスマスクを着用し、手を洗ってください。
- 搾乳器の使用を選択した場合:
引用文献: