5-3. 武漢の成人における新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の重症度と死亡危険因子について
中国の研究者らは、2020年1月26日から2月5日までに同済病院に入院した重症患者269例について重症度と死亡の危険因子を調査しました。
その結果、重症例の推定死亡率は32.5%、重症でない患者の推定死亡率は1.1%であることを報告しました。また、男性、高齢者、白血球増加症、高LDH、心臓病、高血圧および大量の副腎皮質ホルモン剤の使用がCOVID-19の重症化と死亡に関連していることを示唆しました。
高齢、高血圧、高LDHレベルの患者はCOVID-19が重症化しやすいため、注意深い観察と早期介入が必要であり、心臓病、高血糖症および大量の副腎皮質ホルモン剤を使用している重症な男性患者は死亡リスクが高い可能性があることを報告しました。
引用文献：
